2026年11月4日

今回、太陽の家に届いた、ひとつの特別な十字架についてご紹介します。
実は今回、自分でデザインした十字架を、3Dプリントサービスを利用して製作し、さらに鋳造まで依頼してみました。
最初はデータ上の設計に過ぎなかったものが、実際にフランスの鋳造サービスを経て、ひとつの立体的な十字架となり、遠くフランスから手元に届きました。
届いた箱を開けて実物を見たときは、やはり感動しました。自分で考え、デザインしたものが、こうして本物の金属製品になって手元に届くというのは、なかなか不思議で嬉しい体験です。
今回の十字架は、全体が金色で、正面の上部には大きく「IHS」の文字を配置しています。IHSは、イエス・キリストを表す伝統的なキリスト教のモノグラムです。
また、十字架の中央から下部にかけては、フランスの伝統的な装飾を思わせるフルール・ド・リス(百合の紋章)を複数配置しました。さらに、四方の先端部分には装飾的な意匠を施し、一般的な十字架とは少し異なる、存在感のあるデザインに仕上げています。
実物の大きさは、なんと約12cm。
想像していた以上に大きく、手に取ってみるとかなりの存在感があります。もともとは首から掛けることを想定して製作したのですが、一般的なペンダントとは違い、かなり大ぶりな十字架になりました。
ただし、今回の製作には、ひとつ想定外の出来事もありました。
当初のデザインでは、十字架の各部分に透かしを入れ、向こう側が見えるような構造にする予定でした。
しかし、今回依頼したロストワックス鋳造では、3Dプリントで作成した立体データをそのまま完成品にできるわけではなく、鋳造工程上の制約がありました。
その結果、予定していた透かし構造を実現することが難しく、最終的には裏側に一枚の板を設ける構造へ変更することになりました。
つまり、当初イメージしていた完全な透かしの十字架にはならなかったということです。
ここは少し残念な部分ではありますが、実際に鋳造を経験してみて初めて分かることもありました。3Dプリンターでの造形と、金属として完成させるための鋳造では、それぞれ異なる技術的な条件があるということですね。
それでも、完成した十字架を見ていると、これはこれでひとつの完成形なのだと思います。
何より、パソコン上で考えていたデザインが、実際に金属になり、フランスから海を越えて届いたということ自体が、今回の大きな成果です。
そして、最終的にこの十字架も、私の手持ちの十字架のひとつとなりました。
普段から身に着けることも考えていますが、約12cmという大きさなので、首から掛けるだけでなく、大切に保管したり、身近な場所に置いておいたりするのもよいかもしれません。
簡単に言えば、私にとってはお守りのようなものです。
もちろん、十字架そのものに特別な力があるという意味ではなく、キリストへの信仰や祈り、そして今回の製作に込めた思いを、いつでも身近に感じられるものとして持っていたいということです。
自分でデザインし、フランスで鋳造され、実際に手元に届いた十字架。
少し予定とは違う仕上がりになった部分も含めて、これもまた、私自身の大切な十字架になりました。
太陽の家より、今回の製作記録としてご紹介しました。
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