『希望王女サンタリア』の権利運用について ― 米国カリフォルニア州の教会法人へのライセンス移行のご報告

要旨
本日付で、『XmasFantasy御来 希望王女サンタリア』にかかる権利の運用を、法律的に厳格かつ明確に整理したうえで、アメリカ・カリフォルニア州に登記した教会法人へ移しました。これは、法人に所有権を完全に移す形ではありません。移したのは、表現権とその他の包括する権利であり、販売・頒布にかかわる権利を含みます。権利の移転はライセンス方式により、著作権そのものは移しておらず、作者個人に残ったままです。効力の発生日は本日です。
著作権は個人に、表現権と関連する包括的な権利は法人に置くという形です。作品を守る器を分けることで、作品そのものが誰かの都合で消えてしまわないようにしたいという願いによるものです。読者の皆さまにご負担やご不便をおかけするものではありませんが、作品の土台にかかわることですので、できるかぎり正確にお伝えいたします。いつも本作をご覧くださり、ありがとうございます。
経緯
直接のきっかけは、作者が京都で開かれた交流会に参加したことでした。株式会社の代表を務める方々のお話を伺ううちに、作品を商業として、営利としてお金で回していく考え方に、作者は心から共感できなくなりました。どちらが正しいという話ではありません。作者が本当に向き合いたいと考えたのは、貧しさの中にある方、弱さを抱えた方のかたわらに立つことでした。
その願いを形にするには、営利を目的としない、宗教的な基盤をもつ法人が必要でした。しかし日本では、宗教法人に対する偏見や誤解が根強く、制度上の対応も重いものになりがちです。そうした事情をふまえ、作者はアメリカで海外法人として登記する道を選びました。手続きは、日本にいながらインターネットを通じ、現地の代行業者を介して遠隔で進めています。
手続きの着手は 2025年11月ごろ、登記の完了は 2026年1月ごろと記憶しております。正確な日付は、書類を確認のうえ、改めてこのページで補足いたします。曖昧なまま断定しないことも、誠実さのひとつと考えております。
本作は、もともと小さなインターネットの投稿サイトから始まった作品です。読んでくださる方が何人いるのかも分からないまま、ただ書きたいから書いていたという始まりでした。コミックマーケットに参加した際は、まだ本作を前面に掲げてはおらず、個人としての参加でした。結果は頒布数ゼロであり、その静けさの中で、この作品をどのような器に載せて届けるべきかをはじめて真剣に考えました。今回の権利運用の見直しは、その延長線上にあります。
補足
非営利の団体が保有する漫画・アニメのコンテンツという領域には、まだほとんど例がないと考えています。作品が売上のためだけに動くのではなく、誰かの絶望をほどき、隠れていた希望をひらくために存在する、そのようなあり方が成り立つのかどうかに、当法人は強い関心を持っています。これから、その扉を少しずつ開いてまいります。
今後も本作は、これまでどおり読者の皆さまに向けて公開してまいります。ご質問やご確認のご希望がありましたら、お気軽にご連絡ください。引き続き、温かく見守っていただけましたら幸いです。
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